パーソナルカラーで見る似合うピンクの見つけ方。似合う人、似合わない人?ブルベ・イエベの違い

ピンクは、時代や文化を超えて多くの人々に愛されている色です。その鮮やかで柔らかな色合いは、女性らしさや優しさ、そして愛情を象徴し、ファッションやインテリア、さらにはメイクアップにおいても欠かせない存在となっています。ピンクには無限のバリエーションがあり、それぞれのトーンや濃淡によって、異なる雰囲気や印象を与えることができます。
しかし、誰にでも似合うピンクが一つあるわけではありません。自分に合ったピンクを見つけるためには、自分の肌の色やトーンに適した色味を知ることが重要です。ここで役立つのが、パーソナルカラー診断です。パーソナルカラー診断を通じて、自分の肌のトーンに合った最も映えるピンクを見つけることができ、それにより、より魅力的で自信を持ったスタイルを作り上げることができます。
パーソナルカラーは、大きくブルーベース(寒色系)とイエローベース(暖色系)の二つに分けられ、そこからさらに4つのシーズンに分類されます。この記事では、それぞれのパーソナルカラータイプに合ったピンクの選び方を紹介していきます。
ピンクのもたらす驚きのパワー
ピンクという色は、私たちの心と体に深く働きかける特別な力を持っています。可愛さ、愛、幸福、思いやり、優しさ、自己受容、女性性、そして甘さといった、多くのポジティブなイメージを想起させ、心理的にも大きな影響を与えます。心に安らぎを与え、時には元気をくれるピンクは、人間にとってとても大切な色と言えるでしょう。
ピンクのパワーは、見ているだけで気分を柔らかくし、感情を落ち着かせる効果があります。だからこそ、インテリアやファッション、メイクに取り入れることで、自分を癒すツールとして利用されることも多いです。ピンクは、特に女性性を象徴する色としても知られており、自己受容や他者への優しさを促す色です。人を癒す力が強いからこそ、ピンクは多くの場面で使われているのです。
ピンクに対する抵抗感
一方で、ピンクがあまり好きではない、または苦手と感じる人も少なくありません。特に、ピンクが「媚びている」ように感じたり、自己主張を控えてしまうような印象を持つ場合、ピンクを敬遠することがあります。これは、ピンクが長年にわたって女性性の象徴として扱われてきたことからくるものです。
さらに、ピンクの心理的な影響が「甘え」や「自己受容」と結びついているため、自分を甘やかさずに厳しく保ちたいという意識を持つ人にとって、ピンクは少し抵抗感を覚える色かもしれません。このような方々にとって、ピンクを身につけることは、自分自身を受け入れられていないという感覚や、強くありたいという気持ちと相反する場合もあります。
ピンクの多様性とパーソナルカラー
ピンクと一口に言っても、その色合いは非常に多岐にわたります。柔らかいパステルピンクから、濃く深いフューシャピンクまで、幅広い選択肢があります。パーソナルカラー診断を活用することで、自分に最も似合うピンクのトーンを見つけることができ、それによりピンクに対する抵抗感を軽減することができるかもしれません。
自分の肌トーンやパーソナルカラーに合ったピンクを選ぶことで、ピンクが持つ本来の魅力を引き出し、より自信を持ってその色を楽しむことができるでしょう。
ピンクの種類は本当に多い
「パーソナルカラー別・似合う白の選び」の記事で白の種類について解説しましたが、ピンクの場合はどうでしょうか?
ピンクは赤と白の2色を混ぜてできる色で、赤と白のバランスによって濃淡が変わります。これだけ聞くととてもシンプルに思いますが、実はかなり複雑です。ピンクには赤と白の2色からできるピンクだけでなく、赤と白に黄色が混ざった黄色みのあるピンク(オレンジ寄り)や、赤と白に青色が混ざった青みのあるピンク(パープル寄り)など、かなり幅があるからです。
白の200色どころではないバリエーションが考えられ、一般的に可愛らしいと感じるピンクだけでなく、かなりスパイシーでクールなピンクなど、色の印象もだいぶ変わるのが特徴です。多種多様な色ですから、パーソナルカラーのどんなシーズンでも、必ずピッタリ似合うピンクがあります。
実は苦手意識のある方がとても多いピンクですが、あなたに似合うピンクをぜひ見つけてみてください。
パーソナルカラー診断とは?
ここで改めて、パーソナルカラーについても簡単に解説します。
パーソナルカラーとは生まれもった肌、瞳、髪の3つの色の組み合わせはご自身がだけが持つかけがえのない色、この色の組み合わせと調和する色のことです。
パーソナルカラーはイエベとブルベの大きく2つに分類され、それぞれイエベは春と秋(スプリングとオータム)、ブルベは夏と冬(サマーとウィンター)とさらに2つに分かれます。
パーソナルカラーを取り入れたファッションやメイクをすることで、自身をより美しく、健康的、若々しく、良い印象に見せることができます。
パーソナルカラーのタイプに合わせてピンクを選ぶ際は、文字通り、イエベの方は黄みのあるピンク、ブルベの方は青みのあるピンクを選ぶのが大原則になります。
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パーソナルカラー タイプ別の似合うピンク
「オータムだからピンクが似合わない」「サマーだけど似合うピンクがよく分からない」「もう歳だからピンクは抵抗がある」など、ピンクに関するお悩みは実は多いのは、なぜでしょうか。
もともと人の肌色も赤と白そして黄や青が混ざって出来ている色で、とてもピンクに近しい色合いですから、自身の肌タイプにあったピンクを選べば肌との相性は抜群になるはずです。
ただし、複数の色が混ざってできている色であるがゆえに、少し色合いやトーンが変わるだけで自身を引き立てるか否か、かなり影響が出てしまうことも。また「スプリングのピンクならこのピンク」という代表する1色がなく、かなりのバリエーションや濃淡もあるのが特徴です。
だからこそ、どのようなシーズンの方にも似合うピンクが必ずある一方で、選択肢の多さから、「ピンクは難しい」と感じる理由になっています。
ここではそれぞれのパーソナルカラー別の似合うピンクを紹介しますので、洋服やコスメなどを選ぶ際の参考にしていただければと思います。
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イエベ春 (スプリング)のピンク
イエベ春は、明るく鮮やかでクリアなカラーが特徴です。イエローベースであり、つややかで健康的な明るい肌色、そして茶色がかった瞳がスプリングタイプの特徴です。ジューシーでキュートな印象を与えるこのタイプは、まさに春の訪れを感じさせるような、元気で華やかな雰囲気を持っています。
イエベ春に似合うピンクのキーワードは「黄み」「明るさ」「クリア」です。このタイプには、華やかで温かみのあるコーラルピンクや、軽やかでフレッシュな印象の薄いピーチピンクがよく似合います。ピンクといっても、やや黄みがかったトーンがスプリングタイプには特に相性が良く、肌の明るさや透明感を一層引き立てる効果があります。ピンクが苦手だと思っている方も、このタイプにぴったりのピンクを見つけることで、可愛らしく若々しい印象を作り出せるでしょう。

ブルベ夏(サマー)のピンク
ブルー夏は、涼しげで明るいグレイッシュなカラーが得意です。肌はとても明るくパウダリーで、瞳もソフトな印象を与えるため、全体として上品でフェミニンな雰囲気が漂います。サマータイプのピンクは、やや青みを帯びたグレイッシュなトーンが特徴です。
サマータイプに似合うピンクのキーワードは「青み」「明るさ」「くすみ」。特にパステルピンクやローズピンク、柔らかなオーキッドピンクなど、白みがかっていてふんわりとした色がよく似合います。このタイプのピンクは、控えめながらもエレガントな印象を与え、サマータイプの繊細さを引き立てます。グレイッシュなトーンを選ぶことで、顔全体に自然な柔らかさと上品さが加わり、落ち着いた大人のフェミニンさを演出することができます。

イエベ秋 オータムのピンク
ナチュラルで温かみのあるカラーが得意なオータムタイプ。イエローベースのマット肌と深みのあるダークブラウンの瞳が特徴で、知的で大人っぽい落ち着いた雰囲気を持っています。このタイプには、穏やかでアンティークなイメージのピンクがぴったりです。
オータムタイプに似合うピンクのキーワードは「黄み」「ソフトさ」「ニュアンス」。サーモンピンクやディープピーチ、フラミンゴピンクなど、少し落ち着いたトーンのピンクが得意です。特に、アンティーク調の深みのある色は、オータムタイプの落ち着いた大人らしい印象を引き立てます。鮮やかなピンクが苦手な方でも、オータムに似合う穏やかなピンクを選ぶことで、自然な魅力を引き出すことができます。
ブルベ冬 ウィンターのピンク
ウィンタータイプは、艶やかで鮮やかなクリアカラーが印象的です。ブルーベースのこのタイプは、強いコントラストがよく似合い、鮮やかで目を引く色が得意です。ウィンタータイプに似合うピンクは、まさにその鮮やかさが際立つものです。
ウィンタータイプに似合うピンクのキーワードは「青み」「鮮やかさ」「クリア」。特に、マゼンタやショッキングピンク、ビビッドピンクといった、青みが強くはっきりとした鮮やかなピンクが似合います。これらの鮮やかなピンクは、ウィンタータイプの持つクールで都会的な印象を一層際立たせ、シャープなイメージを強調します。
淡いピンクを選びたい場合には、白に一滴ピンクを加えたようなアイシーピンクがぴったりです。ウィンタータイプはコントラストを得意とするため、鮮やかなピンクと白の組み合わせや、淡いピンクと黒など、極端な濃淡のある配色が特におすすめです。

まとめ
春には欠かせないピンクについて、今回はたっぷりとご紹介しました。春になると、街中で目にする機会が増えるピンクですが、ぜひご自身に合ったピンクを見つけて、肌をより美しく、健康的で若々しい印象に仕上げてみてください。また、ピンクを身につけることで、その色がもたらす心理的効果や心地よさも取り入れることができ、心身ともに前向きなエネルギーを得られるでしょう。
パーソナルカラーに合わせてピンクを選ぶことで、その色が持つ魅力を最大限に活かすことができます。スプリングタイプには明るくキュートなコーラルピンク、サマータイプには優雅で落ち着いたパステルピンク、オータムタイプには温かみのあるサーモンピンク、そしてウィンタータイプには鮮やかで大胆なショッキングピンクが最適です。自分にぴったりのピンクを取り入れることで、さらに魅力的で自信に満ちたスタイルを作り出しましょう。
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